平成28年5月22日
栗原邸 (旧鶴巻邸/本野精吾設計/1929竣工 国・登録有形文化財/京都市山科区) 一般公開に行ってきました。
初期モダニズム建築の傑作で、本野精吾建築の現存する4棟のうちの1つです。
ギャラリートークとして、笠原氏(京都工芸繊維大学)・玉田氏(大手前大学)から、竣工時の先駆性やモダニズム移行期の試行錯誤・GHQにより接収状況など、丁寧な解説・時代背景の説明があり、分かりやすい見学会でした。
現在は修復作業が進められており、本野精吾が教授であった京都工芸繊維大学の大学院教育プログラムの一環として、学生と共に防水改修や内装改修が進められているとのことです。
歴史的な価値のある建築を保存・維持しつつ、教育にも活用されていること、素晴らしいです。
岡村A